只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




言葉的には了承を取ってるように見える。
かもしれないけど…


直人の放つ雰囲気からして、とてもそうは感じられない。



「そ、そうか。貧血なら仕方ないな!
気を付けて帰りなさい」



先生も先生で、あの松田くんとの一件を知ってるからか二つ返事だし…


でも直人も帰る必要はないんじゃ?


目力に圧倒されて何も言えなかったのかな…?



クラスの皆も不思議そうに直人を見る中、当の本人は私に近付いてきて…



あっ、姫だっこ?←お姫様だっこの意


もしや、また姫だっこされそうになってる!?



「待って…!」


「…何?」



手を伸ばす直人にストップをかけた。


いくら体調悪かろーが、しんどいだろーが、姫だっこは阻止せねばっ!



「座って少し体調良くなったし…
肩を借りるか、最低…おんぶでお願いしたいです!」



もう羨望や嫉妬の目に晒されるのはイヤだ!


まぁどのチョイスでもそれは避けられないのかもしれないけど…


姫だっこよりは絶対マシ!!