足を踏み入れた途端、さらに強烈になる視線。
廊下の時よりもざわめきが大きくなる一方で…
私は恥ずかしくなって、直人の胸に顔を埋めた。
そしたら…
「やる~!」
「美桜ちゃんばっかズルーい!」
クラスはもう大盛り上がり!
茶化す声やちょっとした非難も上がる。
私は悟った。
きっとどんな行動を取っていたとしても、周りの反応は変わらないんだろうということを。
直人は全く気にする様子もなく、私を椅子に腰掛けさせた。
「ちょちょっ、美桜顔真っ青じゃん!
大丈夫…じゃないよね」
「ハハッ…、今日は無理っぽいや」
机に突っ伏す私のところに、花音がささっと来てくれた。
目眩が段々と激しくなっていく。
何ていうかグロッキーな状態…
直人の言う通り、病み上がりに無茶しちゃいけなかったな。

