直人はズカズカと病室の奥に行って、備え付けの冷蔵庫にジュースを入れた。
ジュース…飲みたいなぁ。
でも看護師さんがもうしばらくは飲食しちゃダメって言ってたし…
もう唇が砂漠地帯みたいだよ。
喉がカラカラで…
水とかで良いから口に含みたい!
「俺は……」
「?」
「もっとヒヤッとしたけどな」
「うっ…」
冷蔵庫の扉を閉め、ぽつりと直人が呟いた。
グサリと言葉が胸に刺さる。
それはどう考えても正論で、何も言い返せない。
「ごめんなさい…」
私の勝手な行動が、結局周りを巻き込んだんだ。
謝ることしか、今の私には出来ない…

