只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




「ごめんね…私のせいで」


「何の事だ?」



小首を傾げる大和。


目の前に座る花音も、同じようにキョトンとしていて…



「私が倒れちゃったから…
クリスマス。楽しめなかったでしょ…?」


「いや、お前が悪いんじゃ…」


「美桜が、悪い…?」


「か、…花音?」



瞬間、空気がピリッとするのを感じた。



普段、怒ってる時だって可愛らしい声の花音。


なのに今は勝手に身体が後ずさりする位に低くて…



「んな訳ないじゃんっ!原因は全部あの松田のせいなんだから!!」



花音の怒鳴り声に、まるで自分が怒られてるような感覚になって心臓がバクバクした。


松田くんへの敵意がひしひしと伝わってくる…



「女の子の髪の毛を切るなんて…どうかしてるよ!
あいつは絶対に人間じゃない!!」



そう言って、左側の髪を優しく撫でてくれた。


目には涙をいっぱい溜めて…