「え……、それって…」
さっきよりも驚いた表情の美桜。
頭の中が整理しきれて無いって言うような、そんな感じで…
混乱している美桜の様子を見ていると、出かけた言葉を呑み込んでしまった。
そしてこの日、
それ以上…俺も何も話さなかった。
いや、話せなかった。
この判断が後で俺の首を絞める事になるとは知らずに…
もし伝えれていたら、少しは何かが変わったかも、と今では思う。
次の日。
花音は朝から常にハイテンションの興奮状態。
その隣で美桜は、呆れながらも嬉しそうに笑っていた。
昨日のいっぱいいっぱいって顔とは明らかに対称的だ。
まるで自分の事のように喜んでいる美桜の姿に、俺も笑みが零れた。

