「ごめん…」
胸の中に収まった美桜が小さくそう言った。
それが余りにも儚げで、消えちまいそうで…
謝る必要なんて無いんだ。
寧ろ俺は、もっと頼って欲しいって思ってんだから…
「謝んなくていいから…
俺が放っておけないんだよ、お前の事」
抱き締める力を強めても、美桜は俺の方に身体を預けて…
若干拒まれるんじゃないかと思ってたから、
少し安心した。
「俺はもう、花音に恋愛感情ってヤツを抱いてねぇ…」
その日の帰り道。
俺は意を決して自分の今の想いを美桜に話した。
その様子は、もう見るからに驚きを隠せないといった感じで…
まぁ当たり前だよな…
俺が逆の立場でもそうなるわ。

