一息つき、俺と美桜は帰る事に。
だが津賀はこのまま帰らせるのが心配なようで…
「うーん…
やっぱり親御さんに連絡した方がい……」
「ダメッッ!!!」
数回の押し問答の末、
美桜がいきなり叫んだ。
その姿を見て、俺の中にさっきの光景が蘇った。
何か夢を見ているのか、苦しそうに小さく呻く美桜。
そして聞き逃してしまいそうな声で呟いた。
『お母さん』
と…
きっと美桜にとって、親は出しちゃいけないワードなんだろう。
直ぐに美桜は怒鳴った事を謝ったが、今度は坂口の車で帰るかと言ってきた。
いや、まぁ…何も知らないんだからしょうがないとは思うけどさ…
ちょっと爆弾投下し過ぎじゃね?

