只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




昨日の今日で心配だから…


そう言って大和は花音の様子を見てくると帰っていった。



そんで俺はというと、一向に起きない美桜と自分の分の飲み物を買おうと自販機に向かっている。


流石に冬になると日が落ちるのが早く、時刻は夕方頃だが外はもう真っ暗だ。



「あの…ベッド、かなり占領しちゃってスミマセン」



ジュースを二本買って、来た道を戻る。


すると保健室の手前で、美桜の声が聞こえてきた。



漸く起きたのか…



どうも津賀と話しているようで。


俺は気付かれないようにそっと扉開けた。



「うきゃーー!!」



素早く近付いてペットボトルを押し当てると、予想以上の反応が返ってきた。



潤んだ瞳がこっちを向く。


それだけの事なのに鼓動が早くなって…



「起きたのか。長い間寝てたじゃん、眠り姫」



俺はそれを悟られないように、ぐいっと飲み物を前へと突き出した。