痛みで顔を歪ませていたが、手を差し出すと大和はすぐに立ち上がった。
高いの苦手だからなぁ…
目を瞑って降りたんだろう。
「歩けるか?」
「当たり前じゃん!早く行こうぜ?」
そう言いながらも腰を擦ってんのを見たら、俺的には無理してるように思ってしまう。
「ここの天井高くね?尻餅ついちまったんだけど」
「そうか?想定の範囲内だろ」
「お前が想定してても俺はしてなかったの!」
冗談混じりに話しながらも、お互いに足は早歩きで前へ前へと進んでいく。
店の中もそれほど広くない。
俺達は思ったよりも早く、二人を見つける事が出来た。
「大和と…直人、かぁ~」
崩れ落ちるように座り込む花音に、唖然とした顔でこっちを見てる美桜。
俺と大和はさらーっとここまで来た方法を説明。
その間美桜に至っては、俺を人外を見ているかのような視線を向けていた。

