下手をすれば足が折れていたかもしれない。
そんな事に気付いたのは、鉄格子を蹴り落としてからだった。
改装の時に取り替えていなかったんだろう…
年月が経って脆くなっていたお陰で助かった。
「おまっ…!無茶すんじゃねーよ!」
格子が外れて、大和の驚いた顔がはっきりと見える。
「それより…とっとと行くぞっ」
俺は中々に距離のある真下の床まで躊躇なく飛び降りた。
今は自分の身よりも美桜と花音が先だ。
それを考えると俺も他人本意って事になるのかもな…
ドシンッ!!
鈍い音と共に大和が降りてきた……いや、落ちてきた。
「イッタタタタ~!」
「ほらよ」
「あはは。…悪ぃ」

