完っっ全に目が泳いでんだけど…
でも連れていかないといかないで後が煩いだろうし。
「…無理になったら引き返せよ」
よじ登るのさえ躊躇っている大和に、俺はそう投げ掛けた。
紆余曲折ありながら、俺と大和は店の内部へと無事入り込んだ。
色々とやってきたはずなのに、今となっては大和の
「やべーよ!(小声)」
という言葉しか頭に浮かんでこない。
「あーうー、ここ何処なんだよ~。
暗いし、狭いしよぉ」
この瞬間も後ろでごちゃごちゃとうるせぇし…
なよっちぃ大和に呆れていると、ふと前方から光が洩れだしていた。
「静かに。音立てずにゆっくり行くぞ」
「わ、分かった」

