只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




「で、どうすんの?」


「…聞こえてたのかよ」



路地を使って店の裏側へ行く途中、大和が不意に聞いてきた。



声のトーン落としたつもりだったのに…


大和ってそんなに耳良かったか?



「聞こえるって何が?
ただ俺はお前の事だから、どんな手使おうが店ん中入るんだろうと思ってよ」


「言い方悪いな、おい」



まぁ言ってる事は当たってんだけどな…


人の腹の中を読むなよ!


エスパーか、お前は。




まず手始めに、ぐるりと回って客用の扉以外も調べてみた。


だが、どれも施錠されていてダメだった。



何処か…入れそうな所はないのか?



必死に思考を巡らせる。



確か昔、この店が違う商売をしていた時に何度か親に連れられて来た事があったな…


天井に付いてたかなり大きめのシーリングファンが印象的だった。



ん?そういえば……