そりゃあ、確かにあの笑みは内心ゾクッとはしたけど…
美桜もそれだけ本気なんだ。
花音と前のように一緒にいたいと思ってるから…
それにあいつの事だから、心配で居ても立ったもいられないだろう。
「んじゃ行くか」
「え…なに、何処に?」
カバンを持って歩き出すと、大和が慌てながらそう聞いてきた。
「お前なぁ…さっきの話ちゃんと聞いてたのか?
美桜が言ってた怪しい店の事だよ」
「あっ、お店ね?聞いてた、ちゃんと聞いてたから!
でもよぉ…名前とか場所とか言ってなくない?」
問題はそこなんだよなぁ…
追い掛けるにもどっちに行ったか分かんねぇし。
「よし、二手に分かれて聞きに回るぞ!
美桜が店の情報聞いた相手、まだ残ってるかもしれねぇから」
「わ、分かった!
なるべく早めに見つけねぇとな!」
斯くして俺達は学校内であら探しを始める事となった。

