何ていうか完全に八つ当たりだ。
それは大和も同じようで、しくじったって顔を浮かべてる。
「へぇ……、そう…」
普段の美桜では考えられない低く冷たい声に背筋が震えた。
どうして一時の感情なんかで怒鳴ってしまったのか…
「み、美桜?」
「悪ぃ…怒鳴るつもりは…」
「私の話っていうのはさ…あんたらの話題に挙がってる花音のことなんだよね」
もう弁解の余地なし。
周りが見惚れる位の綺麗な笑顔の美桜を見て、それがすぐ頭に浮かんだ。
それから美桜は連々と話を重ねた。
花音が怪しい店に出入りしてる事、
これからその店に乗り込んでいくと…
「で…私の意志は堅いけど、あんたらは行くの?行かないの?」
そう言い残して美桜は教室を後にした。

