「それでは!なるちゃん、ありがとう!お世話になりました。
さようなら~!」
ピシャッーーー
私はなるちゃんの返事も聞かずに、一方的にドアを閉めた。
親にとか…
お母さんに連絡なんて、して欲しくなくて…
迷惑、掛けたくないんだもん。
私のせいで仕事が進まないとか、そんなの嫌だから。
なるべくやれる事は自分でやりたいの。
あー…でも急に動きすぎちゃったかな?
頭がくらくらする…
ちょっと……立ってらんないかも…
「ホント危なっかしいよね、お前」
傾いた身体が違う方向に引き寄せられる。
と同時に包まれてるみたいな暖かい感覚…
私……、直人に抱き締められてる?

