流れる静寂に、身体から血の気が引いていく…
と、咄嗟に大声出ちゃったよ~!
気持ちが焦っちゃって、つい……
「すみません!大きな声を出してしまって…
本当に大丈夫ですから。
それに…母に連絡しても確か今パリなので、迎えには来れないですし!」
「あ…そう、なんだ…」
呆然とした表情のなるちゃん。
コクコクと頷いてはいるけど、反応がいまいち薄い。
原因は私が大声を出したからか、はたまたお母さんがパリにいるという話でなのか…
「でもやっぱり一人じゃ心配だしなぁ…
そうだ!坂口先生に車で送ってもらう?」
まるでナイスアイデア!と言わんばかりの顔で爆弾発言を投下する先生。
「いや、あの…そんなに遠くないのでいいですから!」
私は手をブンブンと振って固くなに拒否した。
二人になってしまうと気が緩んじゃうかもしれないし…
せっかく先生と生徒っていう位置付けがはっきりしてきた所だもん。
余計に気を抜きたくない!

