あの後、すぐに予鈴が鳴って大和と二人で教室に飛び込んだ。




大和は


『美桜が悪いなんて思ってない』


っ言ってくれたけど…



私には納得いかなかった。



拓真先輩の言うようなポジティブな考え方っていうのは、


どうやら私にとっては難しいみたいだ…





教室に入った時、直人が席に着いてるのが見えた。


けど直人も私も、口も利かず顔も合わすこともなく…


朝から今までの間、ただただ微妙な空気が流れている。




昨日の直人がした行動の意味を知りたい。


ちゃんと…話がしたい。


聞きたくて聞きたくてウズウズする。



でも…



先に解決したいことが私にはあるから。



その答えを知ってる人が来るのを、只ひたすら待った。