只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




「え?」



急な展開に全くついていけない。


頭の中は一層こんがらがっていく…


直人へと目を向けると、予想通り怒気の含まれた表情。
でも苦しそうにも見える。


私の腕を掴む手も少し震えていて…



心配…掛けちゃったよね……



「こっちの気も知りもしねぇで……ちょっとは思い知れ」



その言葉を皮切りに直人は首下辺りに顔を埋める。


肌に感じる吐息や唇の感触に意識が飛びそうになって…


だけど、こんなの比じゃないことをすぐに痛感した。



「な、お……謝る、から。どいて…?」


「無理」


「なっ……!!!」



次の言葉は出なかった。


出せなかった。


チクリと感じる胸元の痛みに、体が縮こまってしまったから…