ボケーッとしてると後ろから花音に抱き付かれた。


危ない危ない!


二人揃って倒れちゃうとこだったよ…



「私も美桜だーい好き!」


「「いや、知ってる」」


「なにぉーう!」



重なる直人と大和の声。


すると花音は思いっきり頬を膨らませた。


その様子が可笑しくって可笑しくって…



「プッ…あはは!」



思わず吹き出して笑ってしまった。



「ちょっ…!ここ笑うとこじゃないでしょー!?」



そう言いながらも花音も笑いだした。


続けて大和と直人も…


こうして四人で笑い合うのはいつ振りだろう。


また同じように一緒に居られるのが嬉しくて、柄にもなくはしゃいだ。