心がぽかぽかと暖かくなる。


前を向くと、普段は滅多に見れない直人の笑顔が…



それを目にした途端。
ドキドキして、顔が熱くなって…


嬉しいとか恥ずかしいとか、色んな気持ちが合わさって涙が出ちゃいそう。



「ありがとう…みんな大好き!」



今にも涙が零れそうになるのを堪えて、私も笑顔で返した。


でも三人はそこでいきなりフリーズ!


固まる花音たちにオドオドしていると…




「ホンット…反則っ」


「天然もここまでとは…」



直人、大和の言葉にハテナが止まらない。


しかも図ったかのように二人とも背を向けてしまった。



反則?天然?


この二人は何言ってるのやら…



「美桜~!」


「あわわっ!」