ちらりと横を見ると、大和が花音に手を差し伸べている。
「あり、がと…」
花音は気まずそうに大和の手を取った。
あらあら…
私たちを避けてたのをかなり気にしてるっぽいな。
大和は花音を立ち上がらせると手をしっかりと握り直した。
私は口をあんぐり開けたまま固まり、
花音は顔を真っ赤にしてあたふたしている。
「あ、あの…もう立ったから手は…!」
「離さない。もう逃げられたくないから」
「に、逃げないもん…」
見つめあう彼らはまるで二人の世界!
逃げられたくなくたって恋人繋ぎじゃなくてもよくない?
なに、あの甘い雰囲気はっ!!
見てるこっちの方が恥ずかしくなるよ!?
「おい、おめぇ…」

