駅へ着くと、もうすでに花音と大和が待っていた。
登校は遅いのにこういう時は早いんだから…
二人の元へ行くと早速、花音が私の荷物を持っている直人に気付く。
「美桜だけずるいー!私も持ってよ!」
頬を膨らませながら大和に荷物を差し出す花音。
「…お前ならこの位の荷物、何てことないだろうが」
突き放すような言い方をしながらもちゃんと持ってあげるのが、大和の良いところ。
電車に乗り込むと、花音は縁結び神社の話題を話しはじめた。
「かなり有名な所でね?雑誌にもたくさん取り上げられてるんだー」
「へぇ…」
二人のあまりにも違うテンションに少し苦笑い。
縁結びの神社へは明日行く予定なんだけど、花音は今からもう興奮ぎみだ。

