「ごめん。花音に話さなくて…
でも私も気持ちに気付いたのは最近っていうか……!」
苦しい言い訳をしていると花音が抱き付いてきた。
慌てながらも共倒れしないようしっかりと受け止める。
「ううん。謝んないで?
同じだったんだね、私達…」
「嘘…とか、思ったりしないの?」
「美桜が私に?あり得ないでしょ!」
そう言って花音は微笑んだ。
久しぶりに見た花音の笑顔。
それはやっぱり可愛くて天使みたいで…
一瞬で信じてくれた花音に胸が熱くなる。
「と、とにかく!ここから一緒に出てくれるよね?」
「オッケーオッケー!美桜ちゃんの恋のお話はあとでゆっくり聞かせてもらうね?」
花音のウインクに、私は苦笑いで手を繋いで歩き出した。
でもあくまで問題が解決したのは私たちだけのことであって…
お店を出るのに関しては全く直結してなかった。

