「私が松田くん達と?…覚えてない。
今日どころか、ここ数日何してたのかも…」
頭を押さえて辛そうにしてる。
数日間の記憶がない?
一体、どういうこと?
「話は取りあえず後にしよう?今は外に出ようよ!ね?」
私は花音の腕を引っ張ったけど、花音が立ち上がることはなかった。
「花音…?」
「一緒には…行かない。帰らない!」
花音は私の手を払い除けて、椅子の上で踞った。
「帰らないって…どうして!」
「だって!!……だって、いくら頑張ったって、大和は私の方を見てくれない…」
花音の頬に涙が伝う…
これだけ私たちが騒いでいるのにも関わらず、周りの女の子たちも店員さんも一切反応しない。
漂う異様な雰囲気。
一刻も早く、ここから離れなきゃっ。

