まぁいっか。旅行とかかなり久しぶりだし…ちょっと楽しみかも!



「実はね…そのペンションの近くに縁結びの神社があるんだ!一緒に、行かない?」



照れた様子で言ってくる花音、そんなの見ちゃったら…余計に言えない!



「それは構わないけど…他には誰か誘うの?」


「うーん…女二人で気ままに行けばいいんじゃない?」


「駄目だ!」



突然割りいってきた声に、花音も私も少しビクついた。



「女だけで行くとか危険だろーが、俺たちも行く」



直人に賛同するように、横にいる大和もウンウンと頷いている。



「えっ…大和たちも来てくれるの?」



一緒に行けることに花音は明らかに嬉しそうで、周りにお花が飛んでるように見える。



「…ちっ」



それとは逆に、直人の方は空気の淀みを感じる…


斯くしてあっさりと、私たち四人の旅行が決定したのでした。