「思いっきり泣け。美桜は…よく頑張った」
いつもなら、絶対に言わない優しい言葉…
ずるいよ…こういう時だけ、そんな。
何か、…ほだされちゃうじゃんか。
「ふっ………、ひっく!……」
泣いてる顔を見られないように、私はピッタリと直人にくっつく。
直人はそれを察したのか、私の頭にそっと手を添えた…
私は目一杯泣いた。泣いて、泣いて…
そこでふと気付く。
昨日、あまり寝てなかったんだっけ…
それを自覚すると、急に眠気が襲ってきて…
直人の服を摘まんでいた手も力が抜けていった。
「ったく…いくら何でも無防備すぎんだよ…」
直人が…何か、言ってる。
でも…ボーッとした私の頭には、その内容が入ってこなかった…
そして私の意識はそのまま、次第と薄れていった。

