はぁ…とため息を吐かれるも俺はその場で何も答えられず。
良かった、そこら辺は鋭くなくて…
事故でもキスしたなんて知られたら…
想像しただけで背筋が凍る。
さて…
どうするか。
話しかけようとしても休み時間になると姿を眩ます。
まるでレーダーでも発してるかのように教師が来るタイミングで席に着く。
明らかに俺を避けてるな、これは。
美桜の落ち着かない様子にクラスの奴らも不思議そうな顔をしている。
これじゃ埒が明かねぇ…
昼休みにでも取っ捕まえるか?
そう思いながら美桜を横目で見やる。
両手に持った教科書で顔を少し覆っていて…
気になってもう少しだけ視線をずらす。
林檎のように赤い頬。
目は若干涙目で…

