松田…
一目見た時から分かってた。
あいつが美桜に気があるって事。
美桜をモデルに誘ったのも自分の近くに置いておきたかったからだろう。
松田から貰った飲み物を嬉しそうに見る美桜。
まさかこいつも…そんな焦りでつい詰め寄ってしまった。
自分がこんなにも嫉妬深くて行動派だったなんて…
驚いたし嫌になるしで…
『ありません』
そういや昨日…バッサリ美桜は完全に否定していた。
美桜が松田を何とも思ってなくてホッとした反面、疑問…
やけにキレ気味だったのは何故?
「あの二人…ヤバい位絵になってんな」
「あんな感じにレベル高くないと釣り合わないんだろうな…」
肩を落として階段を上っていく二人。
その哀愁といったら気の毒な程だった。

