身体が鉛のように重くなる。


胸が締め付けられるような痛みが走って…




こんな感覚、初めてだ…っ…




そして…


俺は逃げるみたいにそっと美桜の家から出た。


正直、顔を合わせる勇気がなくなった。完全にビビってしまった…


我ながら臆病すぎて自分が嫌になる。








どんな状況でも時間というものは過ぎていく…


ほぼ寝れずに朝を迎えた。


空は俺の憂鬱な気分とは打って変わって清々しい程に晴れ渡っている。



辛い。


寝不足の体に太陽のまぶしさは堪える…



「はよー!直人」



声のする方を見ると案の定大和が立っていた。