賑やかな二人と分かれて、お互い話さない静かな空間が流れる…
話そうと悩むもののいざ口にしようとすると喉につかえてしまう。
気まずい…
そう思ってるのは、私だけ?
「じ、じゃあ私も薬局行くから。また明日ね!」
直人に軽く手を振って、普段とは違う道へと歩き出す。
自然に笑顔は向けられても…目を合わせられない私。
それはやっぱり、自分の抱いてる気持ちに気付いてしまったから…だよね?
この叶わない気持ちに…
「美桜」
「え…?」
掛けられた声とともに手首に伝わる熱。
振り向けば居たのは予想通り直人で…
「どう、したの…?」
「手伝う」
「ん?」
「荷物持ち。鞄もあるんだしそんなに持てねぇだろ?」

