原因は、直人のお母さんが調理中に貧血で倒れちゃって起きたんだっけ…
幸い休日でお父さんも家に居たから消火活動も素早く終わって、軽いもので済んだんだけど。
あの時の直人、普段と違って必死だったな…
倒れたお母さんを一生懸命担いで来てさ…
まぁそれで非常口は穴が開いちゃったんだけど、別に見えなかったらいいやって事になってカバーがはまってるだけの状態なんだよね!
中学の間は穴を通って何回か直人がちょっかい掛けに来てたけど…
高校に入ってからはなくなったから、すっかり忘れてたよ。
「いくら何でも…年頃の女の子が一人でいる家に来るのは、如何なものかと…」
「大丈夫。全くそんな気は起きねぇし」
…えぇ、分かっていましたよ。
直人に女とすら認識されてないこと位ね!?
でも、こんなにバッサリと言わなくても!
「つーか、お前も意識とかしてないだろ?他の女子はキャーキャー言ってんのにな」
「それはまぁね?っていうか、私とか周りとかどうでもいいくせに…花音にしか興味ないじゃん?」

