ここで直人を引き止めて花音と大和を二人にしたら…
きっと私は、直人に嫌われるだろうな……
今だって避けられてるんだから、変わりないのかもしれないけど…
ズキッーー
胸が苦しくて、痛い。
こんな感覚は始めてでモヤモヤしてくる。
でも、今は考えないと…
どうにか直人の気を削ぐ方法を。
手を掴んで止めさせる?
こんな大勢の人が歩いてる所で止まれないか…
食べ物で釣る?
ダメだな…引っ掛かる訳ないじゃん。
あーー、全っ然思い浮かばない!
こうなりゃ体当たりだ。
斯くなる上は!!
「すまん。許せっ!」
私は直人の腕を掴んで走り出した。
前へ前へ、
二人に振り返ることもなく…

