只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




そう言って微笑む彼女はさながら天使のよう…



「~~……あんたって子は…」



花音が言葉を洩らす。


私も委員長の気遣いにジーンときて…



「でも回る時はその衣装でよろしく!目一杯うちの宣伝してきてね?」



親指を立てて言い放った一言にコケそうになった。


まだまだ行列が絶えないというのにまだ来客数を増やしたいのか…



なんて恐ろしい子っっ!!





クラスの人に見送られて私たちは廊下へと出た。



「うわ~~…」



目にしたのは驚くほどの人ごみ。


立ち止まれるスペースなんてない位に波が押し寄せる。


取りあえず進行方向通りに歩いていると…



「あのさ…美桜」


「ん?どうかした?」



花音がそろっと近付いて小声で話しかけてきた。