どうしてかな?
三人が遠くに感じてしょうがないよ。
こんなに近くにいるのにな…
代わり映えしない自分にとって花音たちは輝いてみえて…
一人、焦燥感に駆られた。
この時、いやそれよりも前から、私も変化が訪れていたことに気付きもせずに……
「いらっしゃいませー」
「お待ちのお客様。3番テーブルへご案内します!」
騒然となった教室も少しして落ち着き、皆忙しなく動き出した。
さっき大和に迫っていたお客さんもあの後すぐに出ていってしまった。
パニックになっていた空間の中で一瞬垣間見た大和の表情。
明るい大和からは想像出来ない位の切ない顔をしていて…
“ある人”を見ながら…
その顔を見て、ピンと来た。
大和の好きな人って……

