クラス内が静寂に包まれる。
すぐ横の廊下ではガヤガヤと賑やかなのが嘘みたいに…
逆ナンをしていた彼女たちは鳩が豆鉄砲食らったような顔で固まっている。
「大和くん……好きな人いたんだ…」
「ダメだ。立ち直れないかも…」
やがて何人かがぽつりぽつりと呟きはじめた。
女子はショックを露にしている。
特にファンクラブの女の子ら。
呆然と立ち尽くす子や、衝撃すぎたのか泣き出してしまう子がちらほらと居て…
男子すらも驚いている中で大和だけが穏やかな顔をしていた。
その落ち着いた態度がいつもより大人っぽく感じられて。
その様子を見て胸がざわついた。
段々と皆、変わっていく…
花音も大和も、直人だって……
私一人だけ、何一つ変わらないままで。
少し前まで変化なんてなくて、皆一緒だって思ってたのに。

