「メニューはこちらでございます」
「あんがと」
担当するテーブルに座ったのは三人組の男子。
年齢的には同じ位、でも私服だから他校の生徒といったところだろうか。
「彼女とかって居たりするんですかぁ~?」
不意に後ろから聞こえた鼻がかかったワントーン高い声。
振り返ると大和が女の子等の客に絡まれていた。
さっすが校内上位の色男なだけある…
早速逆ナンされるとは。
でもね?
それよりも後ろで睨む花音ちゃんがめっさ怖いです!
「彼女は、居ませんが…」
「ウソ~~!?じゃあ立候補しちゃおっかな?」
聞き慣れない大和の敬語に一瞬顔がひきつりそうになった。
いけないいけない。
仮にも接客中なんだから穏和な顔でいないと!
「申し訳ありません…好きな人がいるので」

