只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




怖いよっ!


何だか態度もトゲトゲしいよ、この人!



「お前さ…」


「な、なに?」



恐る恐る顔を見るとその表情は怒気が含まれているのをひしひしと感じる。


その怒りの矛先な…私、なんじゃないかなって…
ふと、そんな気がした。



そんな直感…当たらなくたって良かったのに…




「ま…「照明落ちまーす!」




直人が口を開いたとほぼ同時。
演劇部の部員が練習再開を大声で告げる。



一瞬耳に届いた言葉。



ま…?
まってなんだ?



「…後で話す」



ため息混じりの直人の声。


一体今どんな顔をしてるの?


疑問を持っても、暗闇の中では輪郭さえもはっきりしなかった。