まぁギリギリまで近付けるだけで本当はキスなんてしないんだけどね。
しないけど…緊張する。
体温を身に感じて…
肩にかかる髪の毛がくすぐったくて…
お、お願いだから早く終わってー!
その願い通りに会長は私から距離を取った。
頬に残る、温もりを残して……
え………、今のは…?
キ、キキキ、キス~~~~っ!??
唖然とする私を見て会長はただただ微笑む。
は、その笑顔は何なんですか!?
頭はパニック状態の中、体育館内はまた暗がりへ。
「二つ目のラスト終了でーす。次のセッティングします!」
舞台中より少し暗めの照明が点いて皆がざわざわと動き出す。
どうやら他の人にはバレていないみたい…
よ、良かったぁ……
もし、このことが明るみになりでもしたら…
考えるだけで恐ろしいっ!

