「……お、…美桜!」
「ふぁい!?」
大声で呼ばれてハッとした。
知らぬ間にぼけーっとしていたらしい…
声の方をみると、花音が拗ね顔で立っている。
可愛い子は怒ってても可愛いんだなぁ…
膨らましたほっぺを見て殊更思う。
「何回も呼んだのにぃ」
「ごめんごめん…で、どうしたの?」
「いんやぁ~、美桜姫の姿を拝見しに来たんじゃないですかっ!」
ニヤニヤとした笑みを浮かべる花音。
彼女もまた私と似たプリンセスドレスを着ている。
黄緑色の…でも濃くなくてほんのりとした色合いのドレス。
所々に花のポイントがあってそれが花音に合ってる。
着る人物によってこうも違いが出てしまうとは…
「花音ちゃん……抱きしめてもいいですか!?」
「え、イヤだ」
ガーーーンッッ!!
そんな…華が咲きそうな笑顔で断らなくても!

