まるで別世界の人のように見えて…
少し前なら直人を見ても
『顔整いすぎか、この野郎っ!』
って位の思いしかなかったのに。
今は、なんか違う…
「あの、ね…」
「ん?」
絞り出した声はちょっと震えていた。
間が開けば普通に出来ると思ったのに…
おかしいな。
声の震えがバレていないかという緊張と恥ずかしさが相まって涙目になる。
あーもう、ちゃんと話さないと!
「ありがとう。似合ってるって…言ってくれて…」
良かった。
今度は震えることなく喋れた!
そのことに少し安堵する。
「別に……率直な感想を言っただけだ」
出た!別に…。
直人らしい返しに、自然と笑みが溢れる。

