「ラッキー。眞中と話せたし!」
「っていうか可愛さ半端ないわ~」
嬉しそうに去っていく三バカ。
それに激しく苛立つ俺。
大体、こいつだって誰彼構わず笑顔振り撒いてんじゃねぇよ…
だから勘違いする奴が出てくるんだろうがっ。
「あーもう……」
「ん?どうかしたのか?」
「…何でもねぇ」
俺の些細な異変に気付いた大和に声を掛けられる。
そういえば…大和は美桜が好き、なんだよな……
それを思うと、起こってしまった自身の心境の変化を伝えるべきかどうか迷う…
いや、でも一時の気の迷いという可能性も否めない!
好きかどうか確証がありゃしないんだから。
大和だって俺が花音を好きだったって事は知ってる訳だし…
少し色々と考えてはみたが、取りあえずこの事は話さない方向に決めた。
これは周りの為なのか、はたまた自分の為なのか……

