あいつは…
しっかりしてそうに見えておっちょこちょいで。
見た目より全然可憐さなんてないし。
一人が平気なふりして、本当は…寂しがり屋で……
目を離す事が出来ない。
どうにも放っておけない…そんな奴。
俺は……美桜をどう思ってる?
坂口との話しも終わったようで、美桜の傍へと歩を進めていく。
前を歩く美桜は、近いのに、何か遠い……
「お……っ!」
声を掛けようとした瞬間…
美桜の体がガクッと横に傾いた。
咄嗟の出来事。
慌てて手を伸ばし、美桜を俺の方へと引き寄せる。
「美桜っ、おいっ!」
腕の中の美桜は…昼休みの時よりも青白い顔をしていた。

