ただ脅ろかすだけのつもりだった。
美桜が、今の考えを改めるように。
それが……
「なに、して…」
赤い顔して見上げてきて……
「離れてよ…」
こいつが…潤んだ目で見てくるから。
マジ、煽ってんのかよっ……
ギリギリで止めようと思っていた自制心は全く歯止めが利かなくなっていた。
「目、閉じろ…」
美桜へと体を寄せていく。
こんな状況にも関わらず、こいつは素直に目を瞑っていた。
その行動に何か言い知れぬ想いが満ちてくる…
ブーブーブーブー!!
もう触れあうであろうという時、
スマホが振動した。
ディスプレイを見ると『大和』の文字が。

