季節は移り変わって俺たちは中学最後の年になった。
クラスも四人バラバラになり、唯一集まれるのは昼休み位。
おまけに受験生ということもあって花音と大和は遊ぶのも儘ならなかった。
「あー、だるっ」
放課後のとある日、俺はその時運悪くごみ捨て係に任命されてしまった。
今はそれを終えて教室へと戻る途中….
「好き…なんだ」
聞こえてきた台詞に足を止める。
どうやら告白の真っ只中に出会してしまったらしい。
しかも厄介なことに教室に帰るには必ずこの道を通らなきゃなんねぇ…
ここでやんなよ!早く帰りてぇのに。
そうは思ったが雰囲気をぶち壊すのもアレなんで、そっと様子を伺った。
二人いる内の一方は俺のよく知る人物。
「(ぐるりと辺りを見回してから)…えぇ!私のこと!?」
…この、鈍感野郎!
お前しか居ねぇだろうが。いい加減気付けよ!今月もう何人に呼び出されてると思ってんだ!

