「ごめんなさい…言いにくいことを、聞いてしまって……」
「あっ、気にしないで下さい!私自身、もう一人でいるのにも慣れましたし…」
話しながら浮かべる笑顔が、あまりにも儚げで。
今にも消えちまうんじゃないか…
そんな錯覚を起こして……
「藤堂、くん…?」
気付いたら美桜の手首を掴んでいた。
驚いた顔が、すぐ傍で見える。
な…何やってんだよ、俺!!
「め、飯っ…」
「へ?」
「食いに来いよ。いつでもいいから…」
何も考えずに咄嗟に出た言葉。
でも我ながら妙案なんじゃないかと思えた。
「そうよ!美桜ちゃんさえ良ければ毎日でもいらっしゃい?」
俺の話に母さんも乗っかってくる。
しかもこれは……冗談とかじゃないな。
目が明らかに真剣だから。

