ピーンポーーンーーー
制服から部屋着に着替え終えた時、丁度家のチャイムが鳴った。
母さんが応対しようと鍵をガチャガチャと解除する音が聞こえる。
俺も廊下に出て、飲み物でも飲もうとリビングへ行こうとした。
「あらあら、こんにちは~。どういったご用件で?」
「えと、は…初めまして!隣に越してきた『眞中』といいます。今日は挨拶に参りました!」
こいつの声を聞くまでは……
「ま、なか……?」
「へ?……と、藤堂くん!?え…、嘘。ここって藤堂くんの家なの!?」
驚いた美桜の表情…
いや、俺にも結構な衝撃なんだが。
まさか隣の住人が、
美桜だったなんて…
「直人。このお嬢さんとお知り合いなの?」
面食らってる俺たちを交互に見ながら、母さんはきょとんとした顔で俺にそう聞いてきた。

