「直人も……いい?」
「…別に」
そうは返してみたが…
はっきり言って俺は、美桜とつるむことを良く思っていなかった。
それにはちゃんとした理由がある。
前にも、花音と仲良くなった女がいた。
だけどそいつには目的があったって訳。
簡単に言っちまうと、俺と大和に近付くのが狙い…
お膳立てが済んだその女は、花音の方を見向きもしなくなった。
あの時みたいな悲しい顔を…また見たくないから。
まぁそいつのことは完全に相手にしなかったら勝手に居なくなったけど。
「本当にいいの?私なんかが加わっちゃって…」
「いいんだってば!私が美桜ちゃんとお昼食べたいんだから」
口ではそういう風に言っていても、腹の内ではどう思ってるんだか…
この眞中って奴も、前の女と同じなんじゃ?
そんな疑惑は、すぐに俺の中から崩れ去っていくのだが…

