「じゃあまた明日ねー!」
「うん、また明日!」
いつもの十字路で花音・大和とお別れ。
当然、あとの帰り道は直人と二人になる訳で…
話しもせずに足音だけが耳に届く。
それが、私の胸を掻き立てて。
静かな空間がどうしても気になって気になって、仕方がない…
「練習、キツかった?」
「別に…普通」
「そ、そっかぁ…」
なに、直人相手に緊張してるんだ?
声を掛ける。
何の気ないその行為が…今の私にはとっても難しい。
かといって沈黙も耐え難いし…
「お前さ…」
「ひゃい!?」
「…何だそれ」
うわーん!
急に呼ばれたから変な声出ちゃったよー!!
よりによって直人は笑ってやがるし!

