只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




自信ね…


そんなの、持てないよ…


恋をしてる周りの子たちは、キラキラしてて可愛くて…


それに比べて私ときたら女の子らしさが皆無ですもん。


正直…私は花音が羨ましいよ?


花音みたいに…


自分の想いを素直に認められたら。


私も、輝くことが出来るのだろうか…






「疲れたぁ!もう台詞覚えられる気がしないんですけど~?」



劇の練習を終えた帰り道。


花音が首を振りながら声を張り上げる。


今日は台本片手に立ち位置や身振りを加えての演技だったから結構応えたもんな…



「お前はまだ少ない方じゃねぇか。俺の役に比べたらよぉ」


「それなら美桜の方が、うんっと多いんだからねー!」


「おいおい。なんで花音ちゃんが威張ってんの」



まぁ花音の言う通り、姫役の台詞の量はえげつなく多い。


王子役が三人もいる分、出る出番も増えるし舞台時間も長いし…