「あの~、二人は何の話をしてるの…?」
「あ?美桜には関係な……あるか」
どっち!?
直人の返答に困って大和に目で助けを求めた。
でも、大和はただ苦笑いを浮かべて…
「別に大したことは喋ってないよ?それよりさ…文化祭の劇、見に行けなくなっちゃったな?自分が演じなきゃダメな訳だし」
「うっ…それを言わないでよ~…」
せっかく現実逃避をしてたのにさ…
目の前でにやける大和が憎い。
姫なんて大役私に務まる気がしないよぉ…
「姫役おめでとう」
そう言って直人は、私の肩を叩いて極上の笑顔を浮かべる。
周りの女の子なら見惚れること必須だろう。
しかし、私にとっては…イヤミにしか受け取れない!
「全然めでたくなーいー!」
これからのことを考えると胃が痛くなる。
そんな体調や、他の人の視線に逃げるように私は机に突っ伏した。

